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     第24巻3号・2009年4月
   患者さんの情報シート
                            東京内科医会 理事 近 藤 太 郎

  高齢化の進行に伴い、患者さんから必要とされるときに、必ずしもかかりつけ医が診療に応じることが出来るとは限らない。慢性疾患で定期的に通院されている患者さんや、訪問診療している患者さんに対し、他医による診断・治療や救急搬送の際に必要とされる「情報シート」のような書類を用意し、患者さんやそのご家族に渡しておくことは有用となろう。おおよそ3ヶ月〜6ヶ月ごとに内容を更新し、いざというとき「先方の医療機関に情報シートをお見せください」と日頃から手渡しし、その旨を伝えておくことでお互いに安心感が生まれるであろう。診療情報提供書の役割を担うことになる。
 
 患者―医師関係だけでなく、医療機関同士の連携に一躍演じることとなろう。
 4疾病(脳卒中、糖尿病、がん、心筋梗塞)の地域医療連携における、特に診療所にとっての心強いツールとなりうる。リスクの高い患者さんを中心に準備をしておくことをおすすめする。
 さいごに、緒方洪庵先生の言葉を紹介する。
 「とびきりの親切ものでなければ医者になるべきではない」


   【記載しておくべき項目(案)】
 患者氏名/性別/生年月日/電話番号
 緊急連絡先
 医療機関名/担当科・担当医氏名/連絡先/記入日
 普段のバイタルサイン
 要介護度
 傷病名/発症年月日/簡単な経過
 既往歴/アレルギーの有無
 処方内容
 特記事項


   【参 考】
東京都港区の「緊急医療情報キット」:かかりつけ医や持病などの医療情報、緊急連絡先の電話番号、薬剤情報提供書の写し、診察券の写し、健康保険証の写しなどの情報を専用の容器に入れ、主に自宅の冷蔵庫に保管することとしている。平成20年5月から使用されている。(広報みなと平成20年5月11日号 安心と安全は冷蔵庫の中から、「緊急医療情報キット」を活用しよう
http://www.city.minato.tokyo.jp/koho/2008/km080511/1690tps1.html)


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